保育園の入園準備をしていると、意外と多くの方が悩むのがお昼寝用のコットカバー(シーツ)のサイズです。
入園説明会や配布されたしおりを見ながら準備を進めていると、
「指定サイズぴったりのものが見つからない」
「ネットで探すと、微妙にサイズが違うものばかり出てくる」
「このくらいの差なら大丈夫なのか、それとも買い直しになるのか…」
と、不安がどんどん膨らんでしまうこともありますよね。
特に初めての入園準備では、
-
どこまでが許容範囲なのか
-
先生に確認した方がいいのか
-
あとから『使えません』と言われないか
など、判断に迷うポイントが多くなりがちです。
実際、コットカバーは数センチの差があっても使えるケースと、注意が必要なケースがはっきり分かれています。その違いを知らないまま選んでしまうと、無駄な買い直しにつながってしまうこともあります。
この記事では、保育園で使えるコットカバーのサイズの考え方を中心に、
-
どのくらいの誤差なら問題になりにくいのか
-
避けた方がいいサイズの考え方
-
ネット購入で失敗しにくくするための確認ポイント
などを、入園準備が初めての方にも分かりやすく、順を追って整理してお伝えします。
保育園で使う「コット」とは?まずは基本を確認

コットとは、保育園のお昼寝時間に使われる簡易ベッドのことです。布団を敷かず、通気性のよいベッドに直接シーツ(コットカバー)を掛けて使う園が多くなっています。
一般的な布団と違い、コットは床から少し高さがある構造のため、湿気がこもりにくく、子どもが汗をかきやすい季節でも快適に過ごしやすいという特徴があります。また、軽量で重ねて収納できることから、限られた保育室のスペースを有効に使える点も、近年コットを導入する園が増えている理由のひとつです。
一方で、家庭ではあまり使われない寝具のため、入園準備の段階で初めて「コット」という言葉を知った、という方も少なくありません。そのため、サイズ感や使い方、必要な準備物が分かりにくく、不安に感じやすいポイントでもあります。
園によって、
-
コット本体の大きさ
-
コットカバーの指定サイズ
-
ゴムの有無や形状、留め方
が異なるため、同じ「コットカバー」と書かれていても内容はさまざまです。入園前は特に戸惑いやすいポイントなので、早めに基本を押さえておくと安心です。
コットとコットカバーは同じサイズではないことが多い

まず知っておきたいのが、コット本体のサイズ=コットカバーのサイズではないという点です。
入園準備の段階で、コットのサイズ表記だけを見て「同じ大きさのカバーを用意すればいい」と思ってしまう方も多いのですが、実際にはそうとは限りません。この違いを知らずに準備を進めてしまうと、「サイズが合わない」「思っていたより大きい(小さい)」と感じてしまう原因になります。
コットカバーは、
-
端を下に巻き込む
-
ゴムで固定する
といった使い方を前提に作られています。そのため、指定されているサイズは、コットの実寸にぴったり合わせた数値ではなく、実際に使ったときにズレにくく、掛け外ししやすいことを考慮したサイズになっている場合がほとんどです。
また、園によっては「洗濯後に多少縮むこと」を見越して、あらかじめ余裕のあるサイズを指定していることもあります。見た目だけで判断すると分かりにくいですが、日々の着脱やお手入れのしやすさまで含めて決められていると考えると、指定サイズが少し曖昧に感じられる理由も納得しやすくなります。
このように、コットとコットカバーは必ずしも同じサイズではないため、表記されている数字だけで判断せず、「なぜこのサイズなのか」という視点で考えることが大切です。
コットカバーのサイズ指定、どこを確認すればいい?

まず最初に確認したいのは、園から配布されている入園のしおり・持ち物リストです。コットカバーについては、この書類の中にまとめて書かれていることが多く、サイズや形状の指定もここで確認できます。
ただし、コットカバーの項目は、持ち物一覧の一部として小さく書かれている場合や、補足説明として欄外に記載されている場合もあります。そのため、「一度見たから大丈夫」と思わず、時間に余裕があるときに改めて見直しておくと安心です。
チェックしたいポイントは、次の3つです。
-
それが「コットカバー」の指定サイズなのか(コット本体のサイズではないか)
-
「±〇cmまで可」「多少の誤差は可」などの注意書きが添えられていないか
-
ゴム付き・巻き込み式など、形状や使い方に指定があるか
特に注意したいのが、コットのサイズとコットカバーのサイズを取り違えてしまうケースです。数字だけを見ると同じように見えてしまうため、どちらについて書かれているのかを意識して確認することが大切です。
サイズ表記や注意書きは、小さな文字で書かれていることも少なくありません。見落としを防ぐためにも、落ち着いて読み返してみると安心です。
コットカバーは何センチ違っても大丈夫?

結論:+3〜5cm程度大きい分には問題にならないことが多い
コットカバーは、
-
洗濯による多少の縮み
-
日々の着脱のしやすさ
-
端を下に巻き込んで使う前提
といった点を考慮して使われるため、指定サイズより少し大きい分には支障が出にくいとされています。
実際、保育園では毎日のように洗濯と付け替えを行うため、最初からぴったりすぎるサイズよりも、少し余裕のある方が扱いやすいと感じるケースも少なくありません。洗濯を重ねるうちに、生地が少しずつ縮むこともあるため、その点を見越して選ぶと安心です。
また、多少サイズが大きくても、ゴム付きや巻き込み式のコットカバーであれば、余った部分を下に入れ込むことで問題なく使用できます。そのため、数センチ大きいこと自体が、すぐにNGになることはあまりありません。
よくあるOK例
-
指定:60×130 → 使用:60×134
-
指定:100×70 → 使用:104×74
この程度の差であれば、見た目や使い勝手に大きな違和感が出ることは少なく、実際の保育現場でも指摘されるケースは多くありません。初めての入園準備で迷ったときは、「少し大きめなら問題になりにくい」という目安を覚えておくと判断しやすくなります。
注意したいのは「小さい」サイズのコットカバー

気をつけたいのは、指定サイズより小さいコットカバーを選んでしまった場合です。コットカバーは多少大きい分には調整がしやすい一方で、小さい場合は後から工夫しても対応しにくいことが多くなります。
特に、
-
縦の長さが足りない
-
コットの端まで生地が届かない
といったケースでは、見た目以上に使いづらさが出やすくなります。
サイズが足りないと、
-
子どもが寝返りをうった際にシーツがズレやすい
-
角が浮いてしまい、寝ている間にめくれてしまう
-
先生がその都度掛け直す必要が出てくる
といった状況が起こりやすくなります。毎日複数の子どもを見ながらお昼寝の準備や片付けを行う保育現場では、このような手間が増えること自体が負担になってしまいます。
そのため、サイズが小さいコットカバーの場合、園から買い直しをお願いされる可能性が高くなる傾向があります。特に縦方向が足りないケースは、注意されやすいポイントです。
コットカバー選びでは、
「小さいものは調整がきかないが、少し大きいものは調整できる」
という考え方を覚えておくと判断しやすくなります。
迷ったときは、
「小さいより、少し大きい方が安心」
と考えることで、結果的に失敗を防ぎやすくなります。
ゴム付きかどうかで安心度が変わる

サイズに多少の差がある場合、ゴム付きのコットカバーを選ぶと安心です。ゴムが付いていることで、コットにしっかり固定しやすくなり、子どもが寝返りをうってもズレにくくなります。
特に保育園のお昼寝時間は、先生が一人ひとりの寝具を細かく直す余裕がないことも多いため、最初からズレにくい状態を作れるかどうかは大切なポイントです。ゴム付きのカバーであれば、掛けたときに多少サイズが大きくても、生地を下に入れ込むことで安定しやすくなります。
ゴムの形状には、主に次の2種類があります。
-
四隅ゴム
-
全周ゴム
四隅ゴムは、角を引っかけるだけで固定できるため、着脱が簡単なのが特徴です。一方、全周ゴムはコット全体を包み込むように留めるため、よりズレにくく、活発に動く子どもでも安心感があります。
いずれのタイプも、布の余りを下に巻き込んで調整しやすく、多少サイズに差があっても対応しやすい点が共通しています。サイズ選びに迷ったときは、ゴム付きかどうかをひとつの判断基準にすると、失敗しにくくなります。
ミシンがなくても大丈夫?ネット購入の考え方

「ミシンがないから手作りできない…」「縫い物が苦手で不安…」と感じる方も多いですが、コットカバーについては無理に手作りをする必要はありません。実際、入園準備では市販品を選ぶご家庭の方が多く、ネット購入でも問題なく対応できます。
最近は、
-
保育園のコット対応と明記されている
-
サイズ表記が具体的で分かりやすい
-
繰り返し洗濯してもへたりにくい素材
といった点を意識して作られた商品が多く販売されています。そのため、ミシンを使わなくても、条件に合ったコットカバーを見つけやすくなっています。
ネット購入の場合は、商品写真だけで判断せず、サイズ表記・対応サイズ・ゴムの仕様などをあわせて確認することが大切です。レビュー欄に「○cmのコットで使えました」「保育園で問題なく使えています」といった記載があると、より安心材料になります。
指定サイズがそのまま見つからない場合は、近いサイズで+3〜5cm以内を目安に選ぶと安心です。少し余裕のあるサイズであれば、ゴムや巻き込みで調整しやすく、洗濯後の縮みも考慮できます。
手作りにこだわらず、「園で無理なく使えるか」「毎日の洗濯や付け替えがしやすいか」という視点で選ぶことで、入園後の負担も軽くなります。
不安なときは園に確認するのが一番確実

どうしても迷う場合は、園に一言確認するのが最も確実です。コットカバーのサイズについては、園ごとに考え方や許容範囲が異なるため、「これくらいなら大丈夫だろう」と自己判断するよりも、事前に聞いておく方が安心できます。
たとえば、
「指定サイズより数センチ大きいものなのですが、使用できますか?」
「ゴム付きのタイプを考えているのですが、問題ありませんか?」
といったように、具体的に状況を伝えると、先生も判断しやすくなります。
多くの場合は、「そのくらいなら大丈夫ですよ」「問題なく使えます」と教えてもらえることがほとんどです。実際、園側が特に気にしているのは、サイズが小さくてズレてしまうケースや、安全面・管理面で支障が出る場合です。
園によっては、実物や商品ページを見せてもらえれば確認できる、という対応をしてくれることもあります。事前に相談しておくことで、あとから買い直しになるリスクを減らすことにもつながります。
園ごとにルールや考え方が異なることもあるため、最終的には園の指示を優先してください。不安を抱えたまま準備を進めるより、早めに確認しておくことで、気持ちにも余裕が生まれます。
入園準備で後悔しないためのチェックポイント

入園準備を進める中で、「これで本当に大丈夫かな?」と不安になることは少なくありません。最後に、コットカバー選びで後悔しないために、最低限確認しておきたいポイントを整理しておきましょう。
-
コットカバーの指定サイズを確認
コット本体のサイズではなく、「コットカバー」として指定されているサイズかどうかを改めて確認します。数字が似ているため、見間違えやすいポイントです。 -
サイズ差が「+」か「−」かを確認
指定より大きいのか、小さいのかで判断は大きく変わります。迷った場合は、基本的に「少し大きい方が安心」と考えると失敗しにくくなります。 -
ゴム付きかどうかを確認
四隅ゴムや全周ゴムなど、固定できる仕様かどうかをチェックします。サイズに多少差があっても、ゴム付きであれば調整しやすくなります。 -
洗い替えが必要かを考える
お昼寝はほぼ毎日あるため、汚れたときや洗濯が間に合わないときのために、洗い替えを用意しておくと安心です。 -
名前付けしやすいかを確認
名前を書くスペースがあるか、タグが付いているかなども意外と大切なポイントです。後から慌てないよう、事前にチェックしておくとスムーズです。
これらのポイントを一つずつ確認しておけば、「買ってから失敗したかも…」と感じるリスクを減らすことができます。無理に完璧を目指さず、できる範囲で準備を進めていきましょう。
まとめ|コットカバーサイズで迷ったら

ここまで、保育園で使うコットカバーのサイズについて、考え方や確認ポイントをお伝えしてきました。最後に、迷ったときに思い出してほしいポイントを整理しておきます。
-
指定サイズより少し大きい分には問題になりにくい
コットカバーは巻き込みやゴムで調整できるため、多少余裕がある方が扱いやすいケースも多く見られます。 -
+3〜5cm程度の差は、一般的に許容されやすい
洗濯による縮みや日々の付け替えを考えると、数センチの余裕は安心材料になります。 -
小さいサイズは特に注意が必要
縦が足りないなど、サイズが不足している場合はズレやすく、買い直しにつながる可能性が高くなります。 -
判断に迷ったら、園に確認するのが一番安心
事前に相談しておくことで、不安を抱えたまま準備を進めずに済みます。
入園準備は、揃える物も多く、どうしても不安になりやすいものです。ただ、コットカバーについては「完璧でなければいけない」というものではありません。大切なのは、園の指定を確認し、無理のない範囲で選ぶことです。
ひとつずつ確認しながら進めていけば、自然と準備は整っていきます。焦らず、ご家庭のペースで入園準備を進めてくださいね。