国語の授業やテストのあとに書く「振り返り」。いざ書こうとすると、「何を書けばいいの?」「楽しかった、難しかった以外に思いつかない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
国語の振り返りは、上手な文章を書くことだけが目的ではありません。授業で何を学んだのか、自分はどんなことに気づいたのか、次にどう活かしたいのかを、自分の言葉で整理するためのものです。
この記事では、中学生が国語の振り返りを書くときの基本の考え方、使いやすいテンプレート、授業内容別の例文、テスト後の書き方までわかりやすく解説します。短く書きたいときの例文も紹介するので、振り返りシートやワーク、ノートに書くときの参考にしてみてください。
なお、振り返りシートの書き方や評価の見方は学校や先生によって異なります。この記事では、一般的に使いやすい書き方の例として紹介しています。
中学生の国語の振り返りは何を書けばいい?基本の考え方

国語の振り返りで大切なのは、「授業を受けて終わり」にせず、自分の学びを言葉にすることです。難しく考えすぎなくても大丈夫です。まずは、授業の中で印象に残ったことや、前より少し分かるようになったことを思い出してみましょう。
振り返りを書くときは、ただ感想を書くのではなく、「何を学んだか」「どんな気づきがあったか」「次にどうしたいか」を入れると、内容がぐっと具体的になります。
最初に覚えておきたいポイント
国語の振り返りは、長く書くことよりも、授業で学んだことが読み手に伝わることが大切です。「楽しかった」「難しかった」に、少しだけ具体的な内容を足してみましょう。
国語の振り返りで書くべき内容は3つ
国語の振り返りに入れたい内容は、大きく分けて3つあります。
- 授業で学んだこと
- 自分の気づきや考えの変化
- 次の授業やテストで意識したいこと
この3つを入れると、「ただ感想を書いただけ」ではなく、自分の学習を整理した振り返りになります。
授業で学んだこと
まずは、その授業で何を学んだのかを書きます。国語では、文章の内容だけでなく、登場人物の気持ち、筆者の考え、文章の構成、表現の工夫なども学びになります。
書き方の例
- 登場人物の行動から気持ちを読み取ることを学びました。
- 説明文では、筆者の主張と理由を分けて読むことが大切だと分かりました。
- 古文では、現代語とは違う言葉の使い方に注意して読むことを学びました。
「国語を勉強しました」だけだと内容が広すぎるので、「何について学んだのか」を少し詳しく書くのがポイントです。
自分の気づきや考えの変化
次に、授業を受けて自分が気づいたことや、考えが変わったことを書きます。ここが入ると、自分らしい振り返りになります。
気づきとして書きやすい内容
- 最初は分かりにくかったけれど、授業のあとで分かったこと
- 友達の意見を聞いて気づいたこと
- 前より読み取りやすくなったこと
- 自分の考えが少し変わったこと
たとえば、「最初は登場人物の気持ちが分かりにくかったけれど、会話文に注目すると考えやすくなりました」のように書くと、学びの変化が伝わりやすくなります。
次の授業やテストで意識したいこと
最後に、次にどう活かしたいかを書きます。振り返りは過去の感想だけでなく、これからの学習につなげることも大切です。
次につなげる表現の例
- 次は、登場人物の言葉だけでなく行動にも注目して読みたいです。
- 説明文を読むときは、筆者の主張に線を引きながら読みたいです。
- テストでは、記述問題で理由までしっかり書けるようにしたいです。
「次は頑張ります」だけで終わらせるよりも、「何を頑張るのか」まで書くと、具体的な振り返りになります。
「楽しかった」「頑張った」だけでは伝わりにくい理由
振り返りでよくあるのが、「楽しかったです」「頑張りました」「難しかったです」だけで終わってしまう書き方です。もちろん、楽しかったことや頑張ったことを書くのは悪いことではありません。
ただ、それだけだと、何を学んだのか、どんなところを頑張ったのかが読み手に伝わりにくくなります。
| 伝わりにくい例 | 物語の授業が楽しかったです。 |
|---|---|
| 伝わりやすい例 | 物語の授業では、登場人物の会話から気持ちを読み取ることを学びました。最初は気持ちの変化が分かりにくかったけれど、場面ごとに整理すると考えやすくなりました。 |
後の文章のほうが、授業で学んだことや自分の変化が分かりやすいですよね。振り返りでは、感想に少しだけ具体的な内容を足すことが大切です。
先生に伝わりやすい振り返りの共通点
先生に伝わりやすい振り返りには、いくつかの共通点があります。
伝わりやすい振り返りのチェックポイント
- 授業内容が具体的に書かれている
- 自分の気づきや考えが入っている
- 次にどうしたいかが書かれている
- 短くても自分の言葉で書かれている
長い文章を書けばよいというわけではありません。短くても、「何を学んだか」が分かる文章なら、学びの内容が伝わりやすい振り返りになります。
反対に、文字数が多くても、同じ内容をくり返しているだけだと伝わりにくくなります。まずは、授業で印象に残ったことを一つ選び、それについて具体的に書いてみましょう。
国語の振り返りが苦手な中学生でも書ける基本テンプレート

振り返りが苦手な人は、最初から自由に書こうとすると迷いやすいです。そんなときは、テンプレートに当てはめて考えると書きやすくなります。
テンプレートを使うと、何から書けばいいかが分かるので、文章がまとまりやすくなります。ただし、丸写しではなく、授業内容に合わせて自分の言葉を少し入れることが大切です。
まずはテンプレートに当てはめてみよう
書き出しで止まってしまう人は、下の型を使うとスムーズです。
迷ったときに使える基本の型
国語の振り返りで迷ったときは、次の型を使うと書きやすいです。
基本テンプレート
今日の授業では、〇〇について学びました。特に、△△という点が印象に残りました。最初は□□だと思っていましたが、授業を通して◇◇だと分かりました。次は、●●を意識して取り組みたいです。
この型に当てはめると、学んだこと、気づき、次の目標が自然に入ります。
例文
今日の授業では、登場人物の気持ちの変化について学びました。特に、会話文だけでなく行動にも気持ちが表れている点が印象に残りました。最初は主人公の気持ちが分かりにくかったけれど、場面ごとに整理すると考えやすくなりました。次は、本文の細かい表現にも注目して読みたいです。
短くまとめたいときの書き方
振り返りを書く欄が小さいときや、短くまとめたいときは、無理に長く書かなくても大丈夫です。短い場合でも、「学んだこと」と「次に活かしたいこと」を入れるとまとまりやすくなります。
短く書くテンプレート
今日の授業で、〇〇の大切さが分かりました。次は△△に気をつけて取り組みたいです。
短い例文
- 今日の授業で、登場人物の気持ちを行動から読み取る大切さが分かりました。次は会話文だけでなく、動作にも注目したいです。
- 説明文では、筆者の主張を見つけることが大切だと分かりました。次は理由や具体例にも気をつけて読みたいです。
- 古文では、現代語と違う表現に注意する必要があると分かりました。次は言葉の意味を確認しながら読みたいです。
しっかり書きたいときの書き方
しっかり書きたいときは、「授業内容」「自分の気づき」「今後の目標」に加えて、「どこが難しかったか」や「どうすれば改善できそうか」まで入れると内容が深くなります。
しっかり書くテンプレート
今日の授業では、〇〇について学びました。私は最初、□□が難しいと感じました。しかし、△△に注目すると、少しずつ内容を理解できるようになりました。今回の学習を通して、◇◇が大切だと気づきました。次は、●●を意識して、より正確に読み取れるようにしたいです。
例文
今日の授業では、説明文の構成について学びました。私は最初、どこに筆者の主張があるのかを見つけるのが難しいと感じました。しかし、段落ごとの役割を考えながら読むと、理由や具体例とのつながりが少しずつ分かるようになりました。今回の学習を通して、文章全体の流れを意識することが大切だと気づきました。次は、接続語やくり返し出てくる言葉にも注目して読みたいです。
空欄を埋めるだけで書けるテンプレート例
どうしても書き出しに迷うときは、次の空欄を埋める形で考えてみましょう。
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 今日学んだこと | 今日の授業では、〇〇について学びました。 |
| 印象に残ったこと | 特に、△△が印象に残りました。 |
| 気づいたこと | 授業を通して、□□だと気づきました。 |
| 次に活かすこと | 次は、◇◇を意識して取り組みたいです。 |
この4つを順番に書くと、振り返りとして内容を整理しやすくなります。文章を書くのが苦手な人ほど、まずは型を使って練習してみるのがおすすめです。
先生に伝わる国語の振り返りを書く3ステップ

国語の振り返りは、思いついたことをそのまま書くよりも、順番を決めて書くと分かりやすくなります。おすすめは、次の3ステップです。
- 授業内容を具体的に書く
- 自分の考えや気づきを入れる
- 次にどう活かすかを書く
この順番で書くと、読み手にも内容が伝わりやすくなります。
ステップ1:授業内容を具体的に書く
最初に、その日の授業で扱った内容を書きます。「国語の勉強をしました」ではなく、「何の単元で、何について考えたのか」を書くと具体的になります。
- 今日は、物語文を読んで主人公の気持ちの変化を考えました。
- 今日は、説明文の筆者の主張と理由を読み取りました。
- 今日は、古文の音読を通して昔の言葉のリズムを学びました。
最初の一文で授業内容が分かると、その後の振り返りも書きやすくなります。
ステップ2:自分の考えや気づきを入れる
次に、自分の考えや気づきを入れます。ここでは、「分かったこと」「難しかったこと」「前と考えが変わったこと」などを書くとよいでしょう。
気づきの例
- 最初は主人公の行動が理解しにくかったけれど、前の場面と比べると気持ちが変わっていることに気づきました。
- 筆者の主張は最後の段落だけでなく、文章全体の流れから考えることが大切だと分かりました。
- 友達の意見を聞いて、自分とは違う読み取り方があることに気づきました。
自分の気づきを入れると、授業を受けてどのように考えたのかが伝わりやすくなります。
ステップ3:次にどう活かすかを書く
最後は、次の授業やテストでどう活かすかを書きます。振り返りは、過去の学習を整理するだけでなく、次の学習につなげるためのものでもあります。
- 次は、本文の中から根拠になる部分を見つけてから答えを書くようにしたいです。
- 次に説明文を読むときは、接続語に注目して文章の流れをつかみたいです。
- 記述問題では、自分の考えだけでなく理由も書けるように意識したいです。
「次は頑張りたいです」だけで終わらせるよりも、「何を意識するのか」まで書くと、前向きで具体的な振り返りになります。
3ステップを使った振り返り例文
3ステップを使うと、次のような振り返りになります。
3ステップを使った例文
今日の授業では、物語文を読んで主人公の気持ちの変化を考えました。最初は、主人公がなぜそのような行動をしたのか分かりにくかったけれど、会話文や前の場面と比べることで、少しずつ気持ちを読み取ることができました。次は、登場人物の言葉だけでなく、行動や表情を表す言葉にも注目して読みたいです。
この例文では、授業内容、自分の気づき、次に活かすことが入っています。振り返りを書くときは、この流れを意識すると書きやすくなります。
国語の振り返りで避けたいNG例と直し方

国語の振り返りでは、書いてはいけない言葉があるわけではありません。ただ、内容が短すぎたり、具体性がなかったりすると、学んだことが伝わりにくくなります。
ここでは、よくあるNG例と、読み手に学びの内容が伝わりやすい文章に直すコツを紹介します。
NG例1:「楽しかったです」で終わっている
「楽しかったです」は感想として自然な表現ですが、それだけだと何が楽しかったのかが分かりません。楽しかった理由や、授業で学んだことを足してみましょう。
| NG例 | 今日の国語の授業は楽しかったです。 |
|---|---|
| 改善例 | 今日の国語の授業では、友達と意見を出し合いながら物語の内容を考えました。同じ場面でも人によって読み取り方が違うことが分かり、楽しく学ぶことができました。 |
「楽しかった」の前後に、授業内容や気づきを入れると、学びが伝わりやすい振り返りになります。
NG例2:「頑張りました」だけで具体性がない
「頑張りました」も使いやすい言葉ですが、何をどのように頑張ったのかが分かりにくい表現です。
| NG例 | 今日は頑張りました。 |
|---|---|
| 改善例 | 今日は、説明文の筆者の主張を見つけることを意識して読みました。段落ごとに内容を整理するのは難しかったけれど、接続語に注目すると文章の流れが分かりやすくなりました。 |
「頑張ったこと」を具体的に書くと、どんな学習に取り組んだのかが伝わりやすくなります。
NG例3:「難しかった」だけで次につながっていない
「難しかった」と感じたことを書くのは悪いことではありません。むしろ、自分の苦手なところに気づけているともいえます。ただし、「難しかったです」で終わると、次にどうしたいのかが見えにくくなります。
| NG例 | 記述問題が難しかったです。 |
|---|---|
| 改善例 | 記述問題では、自分の考えを理由と一緒に書くところが難しかったです。次は、答えを書く前に本文のどの部分を根拠にするのかを確認してから書きたいです。 |
難しかったことに加えて、「次はどうするか」を書くと、前向きな振り返りになります。
NG例を先生に伝わる文章に直すコツ
NG例を直すときは、次のように考えると簡単です。
- 「何が?」を足す
- 「なぜ?」を足す
- 「次はどうする?」を足す
たとえば、「楽しかったです」なら、「何が楽しかったのか」「なぜ楽しかったのか」を足します。「難しかったです」なら、「何が難しかったのか」「次はどうしたいのか」を足します。
短い感想でも、少し言葉を足すだけで、読み手に伝わる振り返りに変えることができます。
授業内容別に使える国語の振り返り例文

国語の授業といっても、物語文、説明文、古文、詩、話し合い、作文など、内容はさまざまです。授業内容に合った書き方を知っておくと、振り返りが書きやすくなります。
ここでは、授業内容別に使いやすい例文を紹介します。自分の授業内容に合わせて、言葉を少し変えて使ってみてください。
物語・小説を読んだ授業の振り返り例文
例文
今日の授業では、物語の登場人物の気持ちの変化について考えました。最初は主人公の行動の理由が分かりにくかったけれど、会話文や行動を表す言葉に注目すると、少しずつ気持ちが読み取れるようになりました。次は、場面ごとの変化を整理しながら読みたいです。
物語や小説の振り返りでは、「登場人物の気持ち」「場面の変化」「表現の工夫」に注目すると書きやすいです。
説明文・論説文を読んだ授業の振り返り例文
例文
今日の授業では、説明文を読んで筆者の主張と理由を整理しました。最初は大事な部分を見つけるのが難しかったけれど、接続語やくり返し出てくる言葉に注目すると、文章の流れが分かりやすくなりました。次は、段落ごとの役割を考えながら読みたいです。
説明文や論説文では、「筆者の主張」「理由」「具体例」「接続語」などを入れると、具体的な振り返りになります。
古文・漢文を学んだ授業の振り返り例文
例文
今日の授業では、古文の文章を音読しながら内容を読み取りました。現代の言葉と違う表現が多く、最初は意味をつかむのが難しかったです。しかし、言葉の意味や文の区切りを確認しながら読むと、少しずつ内容が分かるようになりました。次は、重要な単語を覚えて読み取りに活かしたいです。
古文や漢文では、「現代語との違い」「音読」「言葉の意味」「文の区切り」などに触れると書きやすいです。
詩・短歌・俳句を学んだ授業の振り返り例文
例文
今日の授業では、詩の表現の工夫について学びました。短い言葉の中にも、作者の気持ちや情景が込められていることが分かりました。特に、比喩やくり返しの表現に注目すると、作品の印象がより深く感じられました。次は、言葉の選び方にも注意して読みたいです。
詩や短歌、俳句では、「表現の工夫」「作者の気持ち」「情景」「言葉の選び方」を入れると、内容が深まりやすいです。
話し合い・発表をした授業の振り返り例文
例文
今日の授業では、グループで意見を出し合いながら話し合いをしました。自分の考えを伝えるだけでなく、友達の意見を聞くことで、別の見方があることに気づきました。次は、相手の意見を受けてから自分の考えを話せるようにしたいです。
話し合いや発表の振り返りでは、「相手の意見を聞いたこと」「自分の考えを伝えたこと」「次に改善したいこと」を書くとよいでしょう。
作文・意見文を書いた授業の振り返り例文
例文
今日の授業では、意見文を書く練習をしました。自分の考えを書くことはできましたが、理由や具体例を入れると、より伝わりやすい文章になることが分かりました。次は、読む人に分かりやすく伝わるように、文章の順番にも気をつけて書きたいです。
作文や意見文では、「自分の考え」「理由」「具体例」「文章の順番」などに注目すると、振り返りが書きやすくなります。
文字数別に使える国語の振り返り例文

振り返りは、先生や学校によって書く量が違うことがあります。短くてよい場合もあれば、しっかり書く欄が用意されている場合もあります。
ここでは、50字程度、100字程度、150字以上の例文を紹介します。書く欄の大きさに合わせて使い分けてみてください。
50字程度の短い振り返り例文
短く書く場合は、「学んだこと」と「次に意識したいこと」を入れるのがおすすめです。
50字程度の例文
- 登場人物の気持ちは、会話だけでなく行動からも読み取れることが分かりました。
- 説明文では、筆者の主張と理由を分けて読むことが大切だと分かりました。
- 次は、本文の根拠を見つけてから記述問題に答えたいです。
50字程度でも、具体的な言葉を入れると、学んだ内容が伝わりやすい振り返りになります。
100字程度の標準的な振り返り例文
100字程度なら、「学んだこと」「気づき」「次の目標」を入れやすくなります。
100字程度の例文
今日の授業では、物語の主人公の気持ちの変化を考えました。最初は行動の理由が分かりにくかったけれど、会話文や前の場面と比べると理解しやすくなりました。次は、本文の細かい表現にも注目したいです。
このくらいの長さなら、振り返りシートにも書きやすく、内容も伝わりやすいです。
150字以上でしっかり書く振り返り例文
150字以上で書く場合は、難しかったことや改善したいことまで入れると、内容が深くなります。
150字以上の例文
今日の授業では、説明文の構成を考えながら筆者の主張を読み取りました。最初は、どの部分が大事なのかを見つけるのが難しかったです。しかし、接続語やくり返し出てくる言葉に注目すると、文章の流れが少しずつ分かるようになりました。次に説明文を読むときは、段落ごとの役割を整理しながら、主張と理由を分けて考えたいです。
長めに書くときは、同じ内容をくり返すのではなく、「最初はどうだったか」「授業で何に気づいたか」「次はどうするか」を入れると自然にまとまります。
文字数が足りないときに内容を増やすコツ
振り返りを書いていて文字数が足りないときは、次の内容を足してみましょう。
- どの場面・どの問題が印象に残ったか
- 最初はどう思っていたか
- 友達の意見を聞いて気づいたこと
- どこが難しかったか
- 次の授業やテストで意識したいこと
たとえば、「説明文が分かりました」だけだと短いですが、「接続語に注目すると、筆者の主張と理由のつながりが分かりやすくなりました」と書くと、内容が具体的になります。
文字数を増やすために無理に長くする必要はありませんが、学んだことを少し詳しく説明すると、自然に文章量も増えます。
テスト後の国語の振り返りの書き方と例文

国語の振り返りは、授業後だけでなく、定期テストや小テストのあとに書くこともあります。テスト後の振り返りでは、点数だけに注目するのではなく、「どこで間違えたのか」「次にどう改善するか」を考えることが大切です。
点数がよかった場合も、思うようにいかなかった場合も、次の学習につながる内容を書くようにしましょう。
テスト後の振り返りで書くべきポイント
テスト後の振り返りで書きたい内容は、次の3つです。
- できたところ
- 間違えた原因
- 次のテストに向けて意識すること
例文
今回のテストでは、漢字の問題は落ち着いて解くことができました。一方で、読解問題では本文の根拠を十分に確認しないまま答えてしまったところがありました。次のテストでは、記述問題を書く前に、本文のどこをもとに答えるのかを確認したいです。
「点数が悪かったです」で終わらせず、原因と改善策を書くと、前向きな振り返りになります。
間違えた原因を分けて考える方法
国語のテストで間違えたときは、「なぜ間違えたのか」を分けて考えると、次に活かしやすくなります。
原因が分からないまま「次は頑張る」と書いても、何を頑張ればよいのかがはっきりしません。間違いの原因を整理して、自分に合った改善策を考えましょう。
漢字・文法などの知識不足
漢字や文法の問題で間違えた場合は、覚え方や復習の仕方を振り返るとよいです。
例文
漢字の読み書きで間違いがあったので、日ごろの復習が足りなかったと感じました。次は、テスト前だけでなく、授業で出てきた漢字をその日のうちに確認するようにしたいです。
読解問題の読み取りミス
読解問題で間違えた場合は、本文をどのように読んだのかを振り返ります。
例文
読解問題では、本文の根拠をしっかり確認しないまま答えてしまったところがありました。次は、問題文をよく読み、答えのもとになる部分に線を引いてから考えたいです。
記述問題の説明不足
記述問題では、答えの内容は合っていても、理由や説明が足りずに点が伸びないことがあります。
例文
記述問題では、自分の考えは書けましたが、理由の説明が足りませんでした。次は、答えを書くときに「なぜそう考えたのか」まで入れるように意識したいです。
時間配分や見直し不足
時間が足りなかったり、見直しができなかったりした場合は、解く順番や時間の使い方を振り返ります。
例文
今回のテストでは、読解問題に時間を使いすぎて、最後の見直しが十分にできませんでした。次は、先に解ける問題から進めて、最後に確認する時間を残せるようにしたいです。
次のテストにつなげる振り返り例文
テスト後の振り返りでは、次のテストに向けた具体的な行動を書くと、学習につながりやすくなります。
次のテストにつなげる例文
今回のテストでは、漢字や文法の問題は比較的落ち着いて解くことができました。しかし、読解問題では本文の根拠を十分に確認しないまま答えてしまい、間違えた問題がありました。次のテストでは、問題文を先に確認してから本文を読み、答えの根拠になる部分に線を引いて考えたいです。また、記述問題では理由まで分かりやすく書くことを意識したいです。
「何を改善するのか」が書かれていると、次に向けた行動が分かりやすくなります。
点数が悪かったときでも書きやすい表現
テストの点数が思うようにいかなかったときは、振り返りを書くのがつらく感じることもあります。そんなときは、落ち込みだけを書くのではなく、「原因」と「次にできること」に目を向けてみましょう。
使いやすい表現
- 今回のテストでは、〇〇が十分にできていなかったと感じました。
- 特に、△△の問題で間違いが多かったので、次は復習の仕方を見直したいです。
- 点数は目標に届きませんでしたが、間違えた原因を確認して次につなげたいです。
- 次は、□□を意識して勉強したいです。
点数が思うようにいかなかったことを責める文章にする必要はありません。次にどうするかを書けば、前向きな振り返りになります。
国語の振り返りで使いやすい言葉と言い換え表現

振り返りを書いていると、毎回同じ言葉になってしまうことがあります。「分かりました」「難しかったです」「頑張りたいです」などは使いやすい反面、それだけだと少しぼんやりした印象になりやすいです。
ここでは、国語の振り返りで使いやすい言い換え表現を紹介します。
「分かりました」を具体的に言い換える表現
「分かりました」は、何が分かったのかを加えると具体的になります。
| よくある表現 | 言い換え例 |
|---|---|
| 分かりました | 登場人物の気持ちを行動から読み取れることが分かりました。 |
| 理解できました | 筆者の主張と理由を分けて考えると、文章の内容が理解しやすくなりました。 |
| 勉強になりました | 友達の意見を聞くことで、自分とは違う考え方があることに気づきました。 |
「何が分かったのか」を一緒に書くと、学習内容が伝わりやすくなります。
「難しかった」を前向きに言い換える表現
「難しかった」は、そのまま使ってもよい言葉です。ただし、次につながる表現を足すと、より前向きな振り返りになります。
| よくある表現 | 言い換え例 |
|---|---|
| 難しかったです | 最初は難しく感じましたが、本文の表現に注目すると少しずつ考えやすくなりました。 |
| よく分かりませんでした | まだ十分に理解できていない部分があるので、次は言葉の意味を確認しながら読みたいです。 |
| 苦手でした | 記述問題は苦手ですが、理由を入れて書くことを意識したいです。 |
苦手なことを書くときも、「次にどうしたいか」を入れると、前向きな文章になります。
「次は頑張りたい」を具体的にする表現
「次は頑張りたいです」は使いやすい表現ですが、何を頑張るのかが分かりにくいです。具体的な行動に言い換えてみましょう。
具体的な言い換え例
- 次は、本文の根拠を見つけてから答えを書きたいです。
- 次は、段落ごとの内容を整理しながら読みたいです。
- 次は、記述問題で理由まで書けるようにしたいです。
- 次は、友達の意見を聞いてから自分の考えを深めたいです。
- 次は、漢字や文法を早めに復習したいです。
「頑張る」という気持ちに、具体的な行動を足すと、読み手にも伝わりやすくなります。
先生に伝わりやすい締め方の例
振り返りの最後は、次の学習につながる言葉で締めると自然です。
使いやすい締め方
- 次は、本文の細かい表現にも注目して読みたいです。
- 今回学んだことを、次の読解問題にも活かしたいです。
- 自分の考えを理由と一緒に書けるように意識したいです。
- 次の授業では、友達の意見も参考にしながら考えを深めたいです。
- テストでは、見直しの時間を残せるようにしたいです。
最後の一文に迷ったときは、「次は〇〇したいです」という形にすると書きやすいです。
振り返りに迷ったら、まずは型に当てはめてみましょう
「学んだこと」「気づいたこと」「次に意識したいこと」の3つを入れるだけで、内容が整理しやすくなります。
まとめ

中学生の国語の振り返りは、難しい言葉を使って立派に書く必要はありません。大切なのは、授業で学んだこと、自分の気づき、次に活かしたいことを、自分の言葉で書くことです。
「楽しかった」「頑張った」「難しかった」だけで終わらせず、何がそう感じたのかを少し詳しく書くと、内容が伝わりやすくなります。
国語の振り返りは「学び・気づき・次の行動」で書く
振り返りを書くときは、次の3つを意識しましょう。
- 今日の授業で何を学んだか
- 授業を通して何に気づいたか
- 次の授業やテストでどう活かしたいか
この3つが入っていれば、短い文章でも分かりやすい振り返りになります。
例文をそのまま使うより自分の言葉を少し入れるのが大切
例文やテンプレートは、書き方に迷ったときの助けになります。ただし、授業内容や自分の気持ちは人によって違います。
例文を参考にしながら、「今日の授業で実際に学んだこと」「自分が難しいと感じたこと」「次に意識したいこと」を少し入れると、自分らしい振り返りになります。
迷ったときはテンプレートに当てはめれば書きやすい
どうしても書き出しに迷ったときは、次の形に当てはめてみましょう。
最後に使える基本テンプレート
今日の授業では、〇〇について学びました。特に、△△が印象に残りました。授業を通して、□□だと気づきました。次は、◇◇を意識して取り組みたいです。
国語の振り返りは、何度も書いているうちに少しずつ慣れていきます。最初は短くても大丈夫なので、学んだことを一つ選び、自分の言葉で書くことから始めてみましょう。