「〆切」「食事の〆」などで見かける「〆」という文字。
普段から何気なく目にしていても、「何と読むの?」「漢字なの?」「締という字と同じ意味?」と疑問に思うことがありますよね。
見た目が「×」やカタカナの「メ」に似ているため、記号の一種だと思っている方もいるかもしれません。
「〆」は一般に「しめ」と読み、封をすることや物事の終わり、期限、金額の集計などを表すときに使われます。
ただし、文字の成り立ちについては、すべてが明確に確定しているわけではありません。また、漢字辞典では国字として紹介される一方、コンピューターの文字コードでは記号類と同じ領域に収録されています。
この記事では、「〆」の読み方や意味、由来、「締」との違いをわかりやすく解説します。
「乄」や「×」との違い、封筒への書き方、パソコンやスマートフォンでの入力方法も紹介するので、正しく使いたいときの参考にしてみてください。
「〆」は何と読む字?意味を簡単に解説

「〆」は、一般に「しめ」と読みます。
「〆切」「食事の〆」「月末〆」など、身近な言葉の中でも使われている文字です。
「〆」が表す主な意味
- 封をすること
- 物事を終わらせること
- 期限や区切りを表すこと
- 食事の最後を表すこと
- 金額や数量を集計すること
同じ「〆」でも、使われている文章によって意味が変わります。
まずは、基本的な読み方と使われ方を確認していきましょう。
「〆」の読み方は「しめ」
「〆」の基本的な読み方は、「しめ」です。
たとえば、「〆切」は「しめきり」、「食事の〆」は「しょくじのしめ」と読みます。
文章の中では、次のように送り仮名を付けて「〆る」と書かれることもあります。
- 食事の最後を雑炊で〆る
- 月末に売上を〆る
- ラーメンで食事を〆る
この場合の「〆る」は、「しめる」と読みます。
ポイント
「〆る」という表記も見かけますが、一般的な文章では「締める」と書いた方が、多くの人に意味が伝わりやすくなります。
「締める」「終わり」「合計」などを表す
「〆」は、物事を締めくくったり、一定のところで区切ったりするときに使われます。
たとえば、「申込〆切」は申し込みの期限、「食事の〆」は食事の最後、「月末〆」は月末を区切りとして集計することを表します。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| 〆切 | 提出や申し込みなどの期限 |
| 食事の〆 | 食事の最後に食べる料理 |
| 月末〆 | 月末で集計や処理を区切ること |
| 封筒の〆 | 封をしたことを示す印 |
このように、「〆」には終わり・区切り・集計・封といった意味があります。
文章によって意味が変わる
「〆」の意味は、前後にある言葉を確認すると判断しやすくなります。
次の3つは、いずれも「〆」を使った表現ですが、意味はそれぞれ異なります。
- 応募の〆切は金曜日です。
応募できる期限が金曜日という意味 - 鍋の〆に雑炊を食べました。
鍋料理の最後に雑炊を食べたという意味 - 一日の売上を〆ました。
一日分の売上を集計したという意味
そのため、「〆には一つの決まった意味しかない」と考えるのではなく、文章の内容に合わせて意味を読み取ることが大切です。
封をする意味
封筒の裏側では、封じ目に「〆」と書くことがあります。
この場合の「〆」は、封筒をきちんと閉じたことを示す封字です。
一般的な縦長の和封筒では、ふたをのり付けしたあと、ふたと封筒本体の境目に重なるように書きます。
注意点
「〆」は「×」とは異なる文字です。封筒に書くときは、単なるバツ印に見えないよう、形を意識して丁寧に書きましょう。
なお、封字を書いたからといって、開封や改ざんを完全に防げるわけではありません。あくまで、封をしたことを見た目で示すためのものです。
最後や仕上げを表す意味
物事の最後や仕上げを表すときにも、「〆」が使われます。
よく見かけるのが、「食事の〆」「宴会の〆」という表現です。
たとえば、鍋料理の最後に食べる雑炊やうどん、飲み会の最後に食べるラーメンなどが「〆」と呼ばれます。
この場合は、一連の流れを締めくくるものという意味です。
金額や数量をまとめる意味
手書きの帳簿や古い伝票などでは、金額や数量を集計したことや、そこで一区切り付けたことを示すために「〆」が使われる場合があります。
たとえば、「月末〆」は、月末を区切りとして売上や請求額などをまとめることを表します。
ただし、現代の会計書類で必ず「〆」を使うわけではありません。
正式な書類では具体的に書こう
契約書や請求書など、金額や期限を正確に伝える必要がある書類では、「月末締め」「売上を集計する」「請求額を確定する」などと書く方が誤解を防げます。
「〆」は漢字?記号?文字としての扱い

「〆」は見た目が記号に似ていますが、漢字辞典では国字として紹介されることがあります。
一方、コンピューター上では、記号類と同じ文字コードの領域に収録されています。
先に結論
「〆」は、漢字辞典では国字として扱われることがある一方、文字コードでは記号類の領域に収録されている文字です。
「漢字か記号か」という疑問は、辞書上の分類とコンピューター上の分類を分けて考えるとわかりやすくなります。
「〆」は日本で作られた文字とされている
「〆」は、日本で作られた文字とされています。
中国から伝わった一般的な漢字とは異なり、日本で独自に生まれた文字、または日本で独自の読み方や使い方が定着した文字として扱われています。
現在では、「しめ」という読み方とともに、日本語の中で広く使われています。
ただし、文字の詳しい成り立ちについては、すべてが明確に証明されているわけではありません。
「日本で使われるようになった文字である」という点と、「どの文字から生まれたのか」という点は分けて考える必要があります。
国字として紹介されることが多い
日本で独自に作られた漢字は、一般に「国字」と呼ばれます。
「〆」も、漢字辞典や漢字に関する資料では、国字として紹介されることがあります。
「峠」「畑」「辻」なども国字として知られていますが、「〆」はこれらと比べて線が少なく、記号のような形をしています。
そのため、「〆が漢字として辞典に載っているとは知らなかった」と驚く方もいるでしょう。
覚えておきたいこと
「〆」は一般的な漢字とは少し異なる特徴を持っていますが、漢字辞典では一定の読みと意味を持つ国字として扱われることがあります。
文字コードでは記号として扱われる場合がある
「〆」は漢字辞典で国字として紹介される一方、コンピューター上では、記号類と同じ領域に収録されています。
Unicodeでは、「〆」にU+3006という文字コードが割り当てられています。
Unicode上の英語名は、IDEOGRAPHIC CLOSING MARKです。
| 文字 | 〆 |
|---|---|
| Unicode | U+3006 |
| Unicode上の名称 | IDEOGRAPHIC CLOSING MARK |
これは、文字の歴史や辞書上の分類ではなく、コンピューターで文字を区別して表示するための分類です。
つまり、辞書では国字として扱われることがある一方、文字コードでは記号類と同じ領域に収録されているということです。
常用漢字には含まれていない
「〆」は、常用漢字には含まれていません。
常用漢字とは、法令や公用文、新聞、雑誌など、一般的な社会生活で漢字を使う際の目安として定められているものです。
ただし、常用漢字に含まれていないからといって、使ってはいけないわけではありません。
日常的なメモや料理名、封筒の封字などでは、現在でも「〆」が使われています。
読みやすさを優先するなら
公的な案内や学校からのお知らせなど、幅広い人が読む文章では、「〆切」よりも「締め切り」または「締切」と書く方が伝わりやすいでしょう。
「〆」を「しめ」と読むのはなぜ?

「〆」という形を見ただけでは、なぜ「しめ」と読むのかわかりにくいですよね。
「〆」の読み方や成り立ちについては、辞典に掲載されている説がありますが、すべてが明確に証明されているわけではありません。
ここでは、よく知られている説明と、現在の使われ方を分けて見ていきましょう。
「占める」の意味と関係する説
漢字辞典では、「〆」は占いを表す「卜」という漢字が変化してできた文字だと説明されることがあります。
「卜」は「ぼく」と読み、もともとは占いに関係する漢字です。
昔は、家などを建てる前に、建てる場所を占いによって決めることがありました。
そのため、場所を占うことが、その場所を自分のものとして「占める」ことにつながり、「しめる」という意味で使われるようになったという説です。
由来は一説として理解しよう
「卜」が変化したという説明は辞典に掲載されている説ですが、「〆」の成り立ちのすべてが明確に証明されているわけではありません。
「締める」の読みが定着したとする考え方
現在の「〆」は、「締める」や「締めくくる」の意味を表す文字として広く使われています。
たとえば、次のような表現があります。
- 応募の〆切
- 食事の〆
- 月末〆
- 売上を〆る
いずれも、物事に区切りを付けたり、最後を表したりするときに使われています。
このような使い方から、「〆」は現代では「締める」と近い意味を持つ文字として理解されています。
注意
現在「締める」の代わりに使われていることと、「〆」という文字が歴史的にどのように生まれたのかは別の問題です。「締めるの略字として使われるから、その形から生まれた」とは断定できません。
読み方の由来は一つに決まっていない
「〆」の読み方や成り立ちについては、すべてが一つの説に確定しているわけではありません。
辞典では「卜」が変化したとする説が紹介されていますが、封筒の封じ目に使われてきたことから、「封をする印」と関連付けて説明される場合もあります。
しかし、現在の使い方から文字の起源をそのまま判断することはできません。
そのため、「〆」の由来は一つに断定せず、複数ある説明のうち、辞典では「卜」が変化したとする説が紹介されていると理解するのがよいでしょう。
「〆」の由来と成り立ちに関する説

「〆」の形がどのように生まれたのかについては、複数の説明を目にすることがあります。
ただし、根拠の強さはそれぞれ異なります。
由来を理解するポイント
辞典では「卜」が変化したと説明されています。一方、「封」の略や封じ目の印から生まれたという説明については、確定した事実として断定しないことが大切です。
「卜」が変化してできたとする説
漢字辞典では、「〆」は「卜」が変化してできた文字だと説明されています。
「卜」は占いを意味する漢字です。
昔、建物を建てる場所を占いで決めることが、その場所を手に入れて「占める」ことにつながったため、「しめる」という意味で使われるようになったという説です。
現在の「〆」と「卜」は形が異なりますが、手書きされる中で字形が変化したと考えられています。
ただし、この説明はあくまで辞典に掲載されている一説です。
「卜から生まれたとする説がある」と覚えておくのがよいでしょう。
「封」を簡略化したとする説
「〆」は封筒の封じ目に使われることから、「封」という字を簡略化したものだと説明される場合があります。
しかし、「封」という漢字が直接変化して「〆」になったと断定できる明確な根拠は確認されていません。
「〆」が封筒に書かれることから、後世に「封」という字と関連付けて理解されるようになった可能性があります。
正確な理解
「〆は封の略字である」と言い切るのではなく、「封筒の封じ目に使われるため、封の略と説明される場合もある」と理解しておきましょう。
封じ目の印から生まれたとする説
「〆」は、封筒や文書の封じ目に書く印として使われてきました。
この使い方から、封じ目の印が文字として定着したと説明されることもあります。
封じ目に「〆」を書けば、封をしたことが見た目にもわかりやすくなります。
ただし、封じ目の印から「〆」という文字そのものが生まれたと証明する明確な資料は確認されていません。
確実にいえるのは、現在の「〆」が、封をしたことを示す封字として使われていることです。
由来を断定できない理由
「〆」は古くから使われてきた文字であり、現在のように文字の成り立ちを詳しく記録した資料が十分に残っているとは限りません。
また、手書きの文字は、長く使われるうちに書きやすい形へ変わったり、別の文字と関連付けて理解されたりすることがあります。
そのため、辞典で紹介されている説と、日常的に伝えられてきた説明が混ざっていることがあります。
由来について覚えておきたいこと
「卜」が変化したとする説が知られていますが、「封」の略や封じ目の印から生まれたという説明は、確定した由来ではありません。
「〆」と「締」の違いは?使い分け方を解説

「〆」と「締」は、どちらも「しめ」と読む場面があり、意味もよく似ています。
ただし、文字としての成り立ちや、文章で受ける印象は同じではありません。
| 比較項目 | 〆 | 締 |
|---|---|---|
| 主な印象 | 簡略的・手書き的 | 一般的・正式 |
| よく使う場面 | メモ、料理名、封字、広告 | 案内文、ビジネス文書、公的な文章 |
| 表記例 | 〆切、食事の〆 | 締切、締め切り、締める |
「〆」は「締」の略字なの?
「〆」は、現在の使い方では「締」を簡単に表した文字のように使われることがあります。
実際に、「〆切」「月末〆」など、「締」の代わりとして使われる例は少なくありません。
ただし、文字の成り立ちまで含めて考えると、「締」という漢字を単純に崩して作られた文字だと断定することはできません。
「〆」は「締める」以外にも、封をすること、物事の最後、合計や区切りなどを表すために使われてきました。
そのため、現在の使い方としては、「締」の略のように用いられることがある文字と理解するとよいでしょう。
「締切」と「〆切」はどちらを使う?
「締切」と「〆切」は、どちらも「しめきり」と読み、提出や申し込みなどの期限を表します。
意味はほぼ同じですが、一般的な文章では「締切」または「締め切り」と書く方が自然です。
「〆切」は文字数が少なく、見た目にも目立つため、手書きの予定表、広告、チラシなどで使われることがあります。
使い分けの目安
- 公的な案内・正式な文書:締め切り、締切
- ビジネスメール:締め切り、締切
- 手書きのメモや予定表:締切、〆切
- 広告やメニュー:デザインに合わせて〆を使う場合もある
読み手に確実に意味を伝えたいときは、「締め切り」または「締切」を選ぶと安心です。
正式な文章では「締」を使うのが基本
契約書、申込書、公的な案内、学校からのお知らせ、取引先へのメールなどでは、「〆」よりも「締」を使う方が適しています。
たとえば、次のように書きます。
- 申込締切は6月30日です。
- 毎月末締め、翌月末払いです。
- 回答の締め切りをご確認ください。
「〆」は、読み方を知らない人や、バツ印と見間違える人がいる可能性があります。
大切な期限や条件を伝える文章では、省略せず、誰にでも伝わりやすい表記を選びましょう。
手書きや日常表現では「〆」も使われる
個人的なメモや手書きの予定表では、「〆」を使っても問題ありません。
「提出〆切」「予約は今日〆」などと書けば、狭いスペースでも短くまとめられます。
また、「食事の〆」「鍋の〆」のように、料理や日常会話では「〆」の表記がよく使われています。
「〆」が間違いというわけではなく、文章の目的や読む相手に合わせて使い分けることが大切です。
ビジネス文書での使い分け
ビジネス文書では、「〆」よりも「締」を使うのが無難です。
特に、取引条件、支払日、申込期限などを伝える場合は、次のような表記が適しています。
- 月末締め
- 提出締切
- 申込締め切り
- 請求額を確定する
ただし、社内で共有する簡単な予定表やホワイトボードなどでは、「〆」が使われることもあります。
社内に決まった表記ルールがある場合は、そのルールに合わせましょう。
広告やメニューでの使い分け
広告や飲食店のメニューでは、短く印象的に見せるために「〆」が使われることがあります。
たとえば、次のような表現です。
- 鍋の〆におすすめ
- 食事の〆は雑炊で
- 今月末で受付〆切
「鍋の〆」「食事の〆」は、日常的にも広く使われています。
一方、「受付〆切」はややくだけた印象になるため、幅広い年代の人が読む案内では、「受付締切」や「受付は今月末まで」と書く方が伝わりやすいでしょう。
手紙や封筒での使い分け
封筒では、「〆」が封字として使われます。
この場合は「締」という漢字を書くのではなく、封じ目に「〆」と書くのが一般的です。
より改まった手紙では、「緘(かん)」や「封」などの封字が使われることもあります。
封字は必須ではない
一般的な縦書きの和封筒では「〆」を書くことがありますが、横書きの洋封筒やカジュアルな手紙では、封字を書かない場合もあります。
「〆」と「乄」の違いは?似た文字も比較

「〆」には、「乄」というよく似た文字があります。
さらに、「×」「メ」「又」なども形が似ているため、見間違えることがあります。
それぞれの違いを確認しておきましょう。
「乄」は「〆」の異体字とされている
「乄」も「しめ」と読み、辞典では「〆」と異体字の関係にある文字として扱われることがあります。
異体字とは、形が異なっていても、同じ読みや意味を持つ文字のことです。
「〆」と「乄」は見た目がよく似ていますが、現在の日常的な文章では、「乄」よりも「〆」の方を見かける機会が多いでしょう。
「〆」と「乄」は形や文字コードが異なる
「〆」と「乄」は、コンピューター上では別の文字として登録されています。
| 文字 | 読み | Unicode |
|---|---|---|
| 〆 | しめ | U+3006 |
| 乄 | しめ | U+4E44 |
見た目や読み方が似ていても、別々の文字コードが割り当てられているため、検索やデータ処理では異なる文字として扱われます。
一般的な「〆切」や「食事の〆」と書きたい場合は、「〆」を選ぶとわかりやすいでしょう。
「〆」と「×」は意味がまったく違う
「〆」と「×」は形が似ていますが、意味はまったく異なります。
| 文字・記号 | 主な意味 |
|---|---|
| 〆 | 封、終わり、区切り、集計など |
| × | 間違い、不正解、禁止、掛け算など |
特に封筒に書く場合、「×」は封字の「〆」にはなりません。
単なる交差した二本線にならないよう、文字の形を意識して書きましょう。
「メ」や「又」と見間違えやすい理由
「〆」は線が少ない文字なので、書き方やフォントによっては、カタカナの「メ」や漢字の「又」に似て見えることがあります。
特に文字が小さい場合や、手書きの線が崩れている場合は、違いがわかりにくくなります。
誤解を避けたいときは
正式な文章や、多くの人が読む文章では、「〆」を使わずに「締め」「締切」などと書き換える方法もあります。
「〆」が使われる言葉と具体的な使用例

「〆」は、期限、料理、食事、帳簿、封筒など、さまざまな場面で使われています。
実際の使用例を見ながら、意味の違いを確認していきましょう。
「〆切・締切」で使う場合
「〆切」は、申し込みや提出などの期限を表します。
「締切」や「締め切り」と、ほぼ同じ意味です。
- 申込〆切は今週の金曜日です。
- 作品の提出〆切が近づいています。
- 予約の〆切をご確認ください。
ただし、学校や会社から出す正式な案内では、「締切」や「締め切り」と表記した方が読みやすいでしょう。
「宴会の〆」「食事の〆」で使う場合
「宴会の締め」は、あいさつや一本締めなど、宴会を終えるための行動を表すことがあります。
一方、「食事の〆」は、食事の最後に食べる料理を指します。
食事の〆としてよく挙げられるもの
- ラーメン
- うどん
- 雑炊
- お茶漬け
- デザート
この場合の「〆」は、食事全体を締めくくるものという意味です。
「〆さば」「昆布〆」で使う場合
料理名にも「〆」が使われます。
「〆さば」は、一般にサバを塩で処理したあと、酢に漬けてしめた料理です。
「昆布〆」は、魚や野菜などを昆布で挟み、昆布の風味やうまみを移す調理法を指します。
商品名やメニューでは、「しめ鯖」「締めさば」「昆布締め」など、異なる表記が使われることもあります。
なお、料理の保存方法や食べられる期間は、食材の状態や調理方法によって異なります。市販品は表示を確認し、家庭で作った場合は適切な温度管理を心がけましょう。
帳簿や伝票で合計を表す場合
手書きの帳簿や古い伝票などでは、金額や数量を集計したことや、そこで一区切り付けたことを示すために「〆」が使われる場合があります。
たとえば、一日分の売上をまとめることを「日計を〆る」、月末に集計することを「月末で〆る」と表現する場合があります。
ただし、現代の一般的な会計処理で、必ず「〆」を使用するわけではありません。
正確さが必要な書類では
「売上を集計する」「請求額を確定する」「月末締め」など、具体的な言葉を使うと誤解を防げます。
封筒の封じ目に書く場合
封筒の裏側では、のり付けした部分に「〆」を書くことがあります。
これは、封をしたことを示す封字です。
一般的な縦長の和封筒では、ふたと封筒本体の境目に重なるよう、中央付近に書きます。
ただし、封字はすべての封筒に必須というわけではありません。
横書きの洋封筒、カジュアルな手紙、封かんシールを使用する場合などは、書かないこともあります。
「〆切は金曜日です」の使用例
「〆切は金曜日です」は、提出や申し込みなどの期限が金曜日であることを表します。
身近なメモや親しい相手への連絡では使えますが、多くの人に向けた案内では、次のように書くとわかりやすくなります。
- 締切は金曜日です。
- 提出期限は金曜日です。
- 金曜日までにお申し込みください。
相手や文章の目的に合わせて、読みやすい表記を選びましょう。
「最後はラーメンで〆る」の使用例
「最後はラーメンで〆る」は、食事や飲み会の最後にラーメンを食べて終えるという意味です。
日常会話やSNS、飲食店の紹介文などで使われる表現です。
一般的な漢字表記にするなら、「最後はラーメンで締める」と書くこともできます。
「金額を〆る」の使用例
「金額を〆る」は、一定期間の金額を集計し、区切りを付けるという意味で使われます。
たとえば、「今日の売上金額を〆る」「月末に請求額を〆る」といった使い方です。
ただし、「金額を〆る」は職場や業界によって意味の取り方が異なる場合があります。
社外向けの文章では、「売上を集計する」「請求額を確定する」など、具体的な言葉に置き換えるとわかりやすくなります。
「〆」の正しい書き方と入力方法

「〆」は線が少なく、簡単そうに見える文字です。
しかし、書き方によっては「×」や「メ」に見えることがあります。
手書きするときは形を意識し、パソコンやスマートフォンでは「しめ」と入力して変換するのが基本です。
「〆」の書き順と画数
「〆」は、漢字辞典では2画の文字として扱われています。
一般的には、最初に左上から右下方向へ折れを含む線を書き、次に交差する斜めの線を書きます。
フォントによっては線がつながって見えたり、書体によって形に違いがあったりしますが、辞典上は2画です。
書くときの注意
勢いよく二本の線を交差させるだけでは「×」に見えやすくなります。封筒などに書く場合は、辞書や手本の形を確認しながら丁寧に書きましょう。
封筒に書くときの位置
一般的な縦長の和封筒では、裏側のふたをのり付けし、ふたと封筒本体の境目に重なるように「〆」を書きます。
位置は、封じ目の中央付近が目安です。
書くときは、黒いボールペンや万年筆など、消えにくい筆記具を使うのが一般的です。
鉛筆や消せるボールペンなど、文字を簡単に消せる筆記具は避けた方がよいでしょう。
なお、横書きの洋封筒やカジュアルなカードでは、封字を書かないこともあります。
パソコンで「〆」を入力する方法
パソコンでは、ひらがなで「しめ」と入力して変換すると、「〆」が候補に表示されることがあります。
- 日本語入力をオンにする
- 「しめ」と入力する
- スペースキーなどで変換候補を表示する
- 候補の中から「〆」を選ぶ
使用しているOSや日本語入力ソフトによって、変換候補が表示される順番は異なります。
スマホで「〆」を入力する方法
スマートフォンでも、「しめ」と入力して変換すると「〆」を表示できます。
- 日本語キーボードを開く
- 「しめ」と入力する
- 変換候補を横に送る、または候補一覧を開く
- 「〆」を選択する
「締め」「占め」「閉め」などが先に表示される場合は、変換候補をさらに確認してみましょう。
なお、端末やキーボードアプリの種類、設定によっては、変換候補の表示方法が異なります。
変換候補に出ないときの対処法
「しめ」と入力しても「〆」が表示されない場合は、次の方法を試してみましょう。
- 変換候補を最後まで確認する
- 「しめきり」と入力して「〆切」に変換する
- 「〆」をコピーして貼り付ける
- ユーザー辞書に単語登録する
頻繁に使う場合は、単語登録をしておくと便利です。
「しめ」と入力して変換する
最も簡単なのは、「しめ」と入力して変換する方法です。
多くの日本語入力環境では、「〆」「締め」「占め」「閉め」などが候補として表示されます。
候補が多くて見つからない場合は、「しめきり」と入力して「〆切」に変換し、不要な「切」を削除する方法もあります。
コピーして単語登録する
変換候補に表示されない場合は、次の文字をコピーして使えます。
〆
コピーした「〆」を、パソコンやスマートフォンのユーザー辞書に登録しておくと便利です。
読みを「しめ」に設定すれば、次回から簡単に呼び出せます。
登録方法は端末や入力アプリによって異なるため、それぞれの設定画面を確認してください。
「乄」との入力間違いに注意する
「乄」も「しめ」と読むため、入力環境によっては変換候補に表示される場合があります。
「乄」と「〆」は似ていますが、コンピューター上では別の文字です。
一般的な「〆切」や「食事の〆」と書きたい場合は、「〆」の方を選ぶとわかりやすいでしょう。
入力後に確認しよう
コピーや変換で入力したときは、「乄」や「×」など、似た文字を誤って選んでいないか確認しましょう。
まとめ|「〆」は「しめ」と読み、締めや終わりを表す文字

「〆」は「しめ」と読み、封をすることや物事の終わり、期限、金額の集計などを表す文字です。
この記事のまとめ
- 「〆」の基本的な読み方は「しめ」
- 封、終わり、期限、区切り、集計などを表す
- 漢字辞典では国字として紹介されることがある
- UnicodeではU+3006が割り当てられている
- 「卜」が変化したとする説が辞典で紹介されている
- 「封」の略や封じ目の印から生まれたとは断定できない
- 正式な文章では「締め切り」「締切」がわかりやすい
- 「乄」や「×」とは別の文字
「〆」は日本で作られた国字として説明されることがありますが、コンピューターの文字コードでは記号類と同じ領域に収録されています。
そのため、「漢字か記号か」という疑問は、辞書上の扱いとコンピューター上の分類を分けて考えるとわかりやすいでしょう。
成り立ちについては、「卜」が変化したとする説が辞典で紹介されています。
一方、「封」を省略して作られた、封じ目の印から文字が生まれたといった説明については、確定した由来として断定しないことが大切です。
「〆切」と「締切」は同じような意味で使われますが、正式な案内やビジネス文書では、「締め切り」や「締切」と書く方が多くの人に伝わりやすくなります。
一方、「食事の〆」や料理名、手書きのメモ、封筒の封字などでは、「〆」を使うことで簡潔に表現できます。
使う場面や読む相手に合わせて、「〆」と「締」を上手に使い分けましょう。
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